4/17開催【自尊感情を育てる4つのチカラ】まるわかり講座 ~1回完結編~

子どもの自尊感情がぐんぐん育つ!
子どもの自尊感情を育てるには、そのための環境が大切です。

その環境をつくりだすことは、決して難しいことではありません。私たち大人が、ほんの小さなひと言、ほんの小さな一歩を踏み出すだけで、子どもたちの自尊感情がぐんぐん育っていくのです。
自分を認め、自分を大好きな子どもを育てるための、とっておきの4つのチカラを学んでいきます。

1回完結の大人気講座

2023年にも開催した、1回完結型のまるわかり講座です。
2024年度、大人の教室開講前に、子どもの自尊感情を育てることに必要な方法をオンライン講座でお届けいたします。
是非この機会にご参加ください。

詳細はこちらから

 

能登支援活動報告(Vol.2:2024年3月)

2024年3月の支援活動

3月4日の夜行バスに乗り能登に入り3月6日の新幹線最終便で能登から戻って参りました。

今回の能登は、コーディネーターさんを通さず、NPO法人子ども未来研究所として能登に入る初回の能登入りと言うことになります。
今回の能登入りの数日前に七尾復興共有会議にZOOMで参加させて頂き、被災地の今の問題や大人たちの話し合いを目の当たりにしました。がれき処理について、ゴミの捨て方、仕分けについて、仮置き場いっぱいで、仮の仮仮仮置き場の話。その資金について、国からはいくら出るのか、市の職員さんも答えられない現状。ニュースでは復旧は終わり復興に移ったと発表されているけれど、市の2割はまだ水道が出ていない。

会議はサインライフプラザで行われたのですが、そのZOOM会議の途中でも出ていたはずのお水が何らかの原因でとまったのでしょう「水道が止まりましたので、お手洗いは仮設トイレでお願いします」のアナウンスが流れている現状。

私たち子ども未来のやっている事は、復興の分野です。その会議に参加していても、軽トラで毎日懸命にがれきを運ばれている方たちの中で、自分の所在のなさと、もどかしさで、なんとも言えない気持ちを抱えながら会議を終えました。

それでも、町が抱えている問題は、子どもたちに影響がないわけがありません。
大人が精一杯頑張っているときは子どもは、いったん静かにしているのだと言うことは簡単に想像出来るでしょう。

子どもたちの心の話は一切行われていない現状であっても、とにかくひとしずくかも知れないけれど、出逢った子どもたちと楽しい時間を過ごそうと心に決めて能登に入りました。

 

能登での活動

七尾は能登らしい曇り空の寒空と雨と曇り空が交互にくる能登でした。
今回は、七尾サンライフプラザさんへのアートセラピーは「光で繋がる」をテーマにしました

ゴミ問題がある点、お水は時々止まることもある点、などを考慮する。避難所が合併していいるので、繋がりを感じる事が出来る大きな合同アートも用意しておく。前回のアートからのニーズもかんがみる。そのような点を取り入れながらのプログラムを作りました。

幸い大きなガラス窓がありましたので、そこに、カラーセロハンを水で貼り付けて飾りみんなが集えるスペースにしてみました。前回、子どもも、大人もとにかくキラキラしたモノがものがよく使われていた事もあり、能登は冬はお天気が悪く日照時間が少ないという事も聞いておりましたので、光をテーマにして、作品を光らせることができるランタン風なモノにしようとなったのです。「春」を表現しようという事も考えましたが、前回の2月にあるお宿の前に、門松がそのままになっていたのを目にしていたので、時の流れや季節の巡りはもしかすると、この今の現状では、人それぞれなのじゃないか?ということも思い、春と言う言葉もこちらから提案することはやめることにしました。

前半は、避難所のシニアの方たちが集まってアートをしました。長居をする方が結構いらして、制作した後は、光のともされたアートを見ながらゆっくり現状のお話を吐露されたり、「アートをして満足したいんです」と試行錯誤でものすごく集中してアートをして行った方もいらっしゃいました。4時頃になると学校から帰ってくる子どもたちがやってきてアートして行きました。

子どもたちは、最初遠慮がちにアートして居ました。しかし、あれ?ここなんか自由だぞ。と感じ取ってくれたのでしょう。「いいの?」と2個目3個目と表現が加速して制作しだし、なんと7個の作品を作り上げた子も出てくるほど、表現があふれ出ていきました。
アイディアが止まらず「こうしよう!」「あーしてみよう。」「今度はこれをする!」最後には持って行ったメイン画材が全てはけるほど! お迎えにいた親御さんに「まだやりたいから買い物をしてきて!」と延長を懇願し、本当にイキイキとキラキラと、表現をして居ました。光の世界を色別に表現する子、大切な人にあげたい子さまざまでした。

共通していた点としては、青の光から始める子が多かった点と、最後に作品にリボンをかける子が多く観られた点です。

ストレスを発散するような攻撃的な表現は今のところは見受けられないです。でも、毎回思うのは自分らしい表現を押さえている感じがする。これは大人にも共通している能登の方の優しさのように感じます。

「他の人と比べたら、私はまだ良い方。」
この台詞をいろいろなかたから何度聞いたことか。

「避難所で毎日いさせてもらっているのに身体のためにプールにいってもいいかしら?」
そんな風に思う方も居て驚きました。

とても奥ゆかしくて優しくて、繋がるまでは少し距離があるけれど、ひとたび仲良くなればとっても人を大切にする、暖かな人柄、それを支える野性味というか、わかりませんが日本海の影響なのでしょうか?東京とは違う野性味のようなダイナミックさのあるパワフルさを感じる方が多い印象です。
子どもたちも大人たちも。

これから、私たちが出来る事はそれぞれの辛さは比べなくて良い。
あなたが大変ならばそれが真実であると、そこに寄り添わせていただく事なのかも知れません。

アートはそれが出来ます。アートセラピストがそこに居ることで、言葉にまだならない事、言葉ではダイレクト過ぎる事が、優しく比喩的に、話した気持ちになることが出来る。画材の選定をアートセラピストがする事で安全な五感の刺激をもとに、それを自然にする事が出来る。

セラピストの技術を使わせて頂けていることに感謝しかありません。
募金をくださった方、画材で援護してくださった方、今までセラピスト活動で出逢ったクライアントとの経験、それが全てが集まって出来ているのだと感謝しかない被災地でのアートセラピーの旅でした。

また能登に行きます。今後とも見守ってくださると嬉しいです。

 


 

是非子ども未来のこの活動に賛同してくださる方、能登への派遣には資金が必要です。
是非募金をよろしくお願い致します。

 

 

活動報告


こちらの活動は4月9日にベネッセこども基金様と日本財団様からの助成金の活動対象事業となりました。

応援してくださっている皆様からいただきました募金で出発させて頂き、その後助成金が振り込まれ、現在はそちらで対応させていただいております。
皆様からいただきました募金は今後助成金額ではまかないきれない、部分もありますので、そちらへ再び活用させて頂きます。

これからも引き続き見守って頂けたらと思います。
初動をいち早く安心して行動できましたのも、皆様から募金があってこそです。ありがとうございます。

募金のご協力ありがとうございます。(2024年3月13日現在)

子ども未来研究所では、皆様にご協力いただきました募金・画材寄付にて、石川県七尾市にて、支援活動を実施しています。

2024年3月13日現在、307,000円(ご協力者 41名)のご協力をいただいています。
多大なご協力ありがとうございます。

子ども未来研究所では、今後も継続的に能登に入り支援活動を実施していきます。
引き続きの募金のご協力お願いいたします。

【埼玉・越ケ谷】心のアトリエ・キャンバス 2024年前期日程

埼玉県・越ケ谷にて活動を行っている、「心のアトリエ・キャンバス
心のアトリエ・キャンバスクラスは小学生を対象としたクラスとなり、毎月1回、主に日曜日に開催しています。

2024年前期のスケジュールを更新いたしました。ぜひご確認ください。

2024年前期スケジュール

2024年04月21日(日)
2024年05月12日(日)
2024年06月09日(日)
2024年07月21日(日)
2024年08月18日(日)
2024年09月15日(日)

詳細はこちらから

 

募金のご協力ありがとうございます。(2024年3月8日現在)

子ども未来研究所では、皆様にご協力いただきました募金・画材寄付にて、石川県七尾市にて、支援活動を実施しています。

2024年3月8日現在、274,000円(ご協力者 40名)のご協力をいただいています。
多大なご協力ありがとうございます。

子ども未来研究所では、今後も継続的に能登に入り支援活動を実施していきます。
引き続きの募金のご協力お願いいたします。

【教室の活動】心のアトリエ・キャンバス(埼玉県・越谷市)

こんにちは。
埼玉県越谷市で活動している『心のアトリエ・キャンバス』です。

心のアトリエ・キャンバス』は小学生を対象にしたアートワークセラピー教室で、越谷駅近くの越ケ谷地区センターや北越谷駅近くの北越谷地区センターで月1回、主に日曜日に開催しています。

キャンバスでは『あれもしたい、これもしたい』をビジョンに掲げ、子どもたちが安心してのびのび自分を表現できるクラス作りを大切にしています。

『あれもしたい、これもしたい』
そんな感覚を持った子どもは自分を信じて行動する力が養われていくのではないかと思っています。

今回は9月のクラスの紹介です。

 

9月のクラス

9月はコラージュをしました。
夏が終わって秋になる季節。
よく○○の秋と言うけれど、みんなだったらどんな秋にしたいかをアートします。

コラージュが出された時の子どもたちの「わー!」という声。
その気持ち、わかります。
私も個人的にコラージュのアートが一番好きで、たくさんあるコラージュを眺めるだけでもワクワクするし、その中から自分の好きなものを吟味していく時間がとても楽しいです。

今回は数も種類も豊富だったので、子どもたちはいつも以上にどの素材にするか悩み、たくさん選んではアートに使っていました。

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好きな猫だけを集めた子。
春夏秋冬の景色や動物などを描いた子。
下半身は人間、顔は骸骨と笑った目を合体させたアートをした子。

ある子は言葉の切り抜きを集めていました。

「たくさんの言葉を集めたね」と聞くと、「印象的な言葉は好きなんだ。僕の夢のイラストライターの勉強になるから」と言っていました。

その時その子の夢を初めて聞きましたが、まっすぐに自分の夢を話すその子の姿にとても感動しました。

堂々と自分を表現する子どもたち。
まさにそんなクラスを作りたいと思っていたなと。

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他の子も時間を過ぎてもアートを続けるくらい没頭していて、何作品も作ったり、アートが気に入って作品を持って帰る子が多かったです。

ふと、魚のコラージュを集めていた子がおさかな天国を歌い始めます。
そして途中からはだんだん替え歌になっていきます。

「ゆめと、ゆめと、ゆめと~ ゆめと~をたべーると~ あたま、あたま、あたま~ あたま~はよくならない」

こんな感じで替え歌が次々出てくるので、釣られて歌いだす子や、クスッと笑ったり、ツッコミを入れる子が現れます。

このなんとも面白おかしい空気がたまらなく好きです。

自然発生で生まれたことがクラス全体に広がり、みんなで愉快な時間を過ごしました。

自分が楽しんでいる、面白がっているだけでいつのまにかみんなを笑顔にしていた。
そんなことが自然とできちゃう子どもたちの楽しむ心ってすごいな!と思いました。

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悩んで、学びます

子どものクラスではじゃれあいからケンカに発展することはよくあります。

ある時、A君とB君がかけっこしていました。
途中でA君がかけっこをやめて画用紙にアートを始めようとしたら、B君が隣に来てA君がアートしようとするのを手で塞いでいました。
初めはじゃれあっているだけでしたが、B君が何回も手でアートするのを防ぐので、A君もだんだん怒ってきて「やめてよ」と言います。
それでもB君はやめません。A君は困ってしまいました。

その姿を見た時に、私はB君に「やめて。A君が嫌がってるよ」と言って止めました。
そこでB君はやめますが、今度はうつむいて話さなくなりました。
落ち込んでいるのがはっきりわかります。

しばらくは「アートはしない」と言って端の方にずっと座っていました。
その後は時間をおいてアートを始め、アートに集中してからはいつもの様子に戻っていきました。

実は私にはこの時心の中にモヤモヤが残っていました。

「あの関わりでよかったのか」
「もっと他の声掛けがあったんじゃないか」
「そういえばB君はどうしたかったのか聞いてなかったな」

このように、クラス後に自分の行動を振り返ってみて、ああじゃないかこうじゃないかと悩み考えることがあります。

正解がないからこそあれこれ悩むのですが、そんな時大事にしているのは「自分はどうしたいか」です。

クラスを開催していると時に決断に迫られることが起きるのですが、私はその都度自分の在り方を問われている感覚になります。
そんな時は「自分はどうしたいのかな」と自分に問うことを心がけるようにしています。

そして悩んだことは学びにして、次に活かすことを大切にしています。

悩むことで学び、成長していく。
そんなことを繰り返して自分を育てていくのかなと思いました。

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教室の詳細を確認

 

【2024年2月25日(日)開催イベント】絵本をつくろう 活動報告

こんにちは。
2024年2月25日(日)に東京・代々木にて、「【自尊感情を育てるワークショップ】絵本を作ろう」というアートワークイベントを開催しました。

 

イベントの詳細を確認

 

【自尊感情を育てるワークショップ】絵本を作ろう

絵具ワーク

部屋のガラスに白い丸いシールが貼ってあり、その中に一文字づつ平仮名を書いておきました。
そこから、それぞれがワークショップの中で呼んでほしい名前を選んでもらいました。
近くには色んな形の紙をおいておきました、それは広げてみると様々な形が表れるしかけが「これどんな形かな?」「どんな形がすき?」等と話しながら自然に会話が生まれていきました。
切り紙を見せながら、一人一人どんな所がいいなと思ったのかと、今日呼んでほしい名前をそれぞれ言ってその日が始まりました。

自己紹介が終わると何やら白い大きな塊が出てきました。
セラピストの「この中の物を全部出すと、このお部屋が素敵に変化するんだって。みんなでこの中の物を出してみよう。」という声を掛けで、中を開けてみるとそこには白いキッチンペーパーが山ほど「いいの?やったー。」と喜びながらキッチンペーパーを部屋いっぱいに広げたり、白いやまになった所に埋もれたり、大人も子どもも一緒になってかけあったりしながら沢山体を動かしました。
その日は雨で少し寒かったのですが、思いっきり投げ合ったり部屋を動きまわったりしたので「あたたかくなりましたね。」と話している方もいました。

次に出てきたのは、白い大きな紙でした。そこにクレヨンで色の世界を広げていきました。
クレヨンで追いかけっこをしたり、クジラを描いたり「ブラックホールが出来た。」言いながら丸く黒色で一生懸命塗りつぶしたりと様々な世界が広がっていきました。

一面に色の世界が広がった後は、絵具が登場しました。
絵具の他にもラケットやボール、恐竜の人形など沢山のアイテムも、ローラーで絵具を広げる子どもや、絵具をそのまま出して広げたりと思い思いにアートをしました。
最初は様子を伺いながら絵具を使っていた子どももお母さんに「いいよ。」と言われ、思いっきり足に絵具をつけて歩いて笑顔になっていました。絵具の上に座ったりとそれぞれが思いっきり絵具で描いているのがとてもみなイキイキしていました。

暫くすると一人の女の子がお湯と絵具で色水を作り、紙に思いっきり流しました。興味を持った子どもや大人がその色水に足をいれると、お湯の効果でなんともあつい。その感触や温度を味わって「マグマだ。」とみんなの共通のイメージが広がっていきました。
他にも色水がびっしゃりと広がっている所をキッチンペーパーで吸い取ると鮮やかな色に染まっていくのがとても美しく感じました。
様々な色に染まったキッチンペーパーを、乾かすために、部屋に紐を渡しました。すると誰ともなく「洗濯物みたい。」と話し、笑い合うのがとても幸せな時間でした。
他にもみんな、誰が親か子か、子か大人かわからないくらい、楽しくいり混ざって描いていく姿は圧巻でした。

午前中のワークが終了し、みないつのまにか参加者同士の中も深まり、ご飯を食べながら談話をしたり、お菓子を配りあったりしながらお昼を過ごしました。

ものがたりをつくろう

午後のワークは、一人一人に四角い枠が手渡されました。

セラピストの「枠をのぞきながら、この世界をお散歩していこう。」「どんな風に見える?」等の問いかけを合図に、自分の好きな場所を選び切り取り「あーここもいいな。こっちもいいな。」と大盛り上がりでした。その後、それぞれが自分の好きな部分を切り取ったアートを見ながらどんな物語が生まれるか想像していきます。

スタッフが話を聞くと「宇宙のお話かな。」「ここに卵があるんですよ。」とそれぞれの物語が生まれていて、どんな物語が生まれるかお隣さんの作品にもわくわくしながら皆が制作に集中しました。
来たときは、恥ずかしがってお母さんの後ろに隠れていた子どもも「レインボーのハムスターとレインボーの猫がいるの。」とスタッフにイキイキと話していました。

絵本に飛び出す仕掛けをつけたり、
羊毛を使って天使を表現したり、
ピンクが好きな女の子は色んなピンクの素材を集め、考えた言葉も大切に絵本に張っていました。

絵本が出来上がると、女の子はずっと絵本を持ち歩いて眺めたりしていて、気にいった絵本が完成したのが伝わってきました。

承認の時間

最後は全員で輪になり、絵本の発表会をしました。絵本を見せた後、他の参加者やスタッフから自分の感じたことや、相手に伝えたい言葉が伝えられていきました。

「幸せな気持ちになったよ。」
「ものごとの大切な部分をおそわったきがする」
など、感動した心を自分の言葉で伝えあいました。

制作した感想は
「こんな物語が生まれるなんて思ってなかった。」
「思いっきり出来て良かった。」
「これは、今日のプロセスがあったから出来た作品で、絵本をこう作ろうと考えたらできなかった」
などの言葉がありました。

不思議なことに、ものがたりを聴いていると、誰が大人で誰が子どもでと言うことがないような感覚になって、そのお話を味わって、教訓を感じたり、さっぱりした気持ちになったり、温かい気持ちになったり、じんわりしたり、本当に豊かで味わいのある時間で幕を閉じました。

一人一人の物語が輝いていて、みんなとの繋がりを感じる心温まる一日でした。

能登支援活動報告(Vol.1:2024年2月)

支援活動について

石川県の能登地震の支援を決めて、皆様から募金を募り2月11日夜行バスで9時間ゆられ現地入りしてきました。

現地について、コーディネーターさんと約束した時間まで2時間あったので、アートの大量の荷物を抱えながらでしたが、一番被害のあったと言われる一本杉通りを視察しました。
ゆがんだ道路、所々に液状化の後、一階がつぶれてなくなっている建物、たわんでいる建物、皆さんに現状をお伝えするためにとカメラをかまえましたが、あまりの惨状にむねがしめつけられて、ここに悲しい思いをしている人が居ること思うと、写真を撮ることが出来ませんでした。
私たちは報道の立場ではないのだし、不用意に撮影する気持ちにはなれず、道路だけを撮影しようと話し合って撮影してきました。

今回の流れですが、当初現地のボランティアコーディネーターさんから言われていた、1月の時点では行くはずだった学童も学校の再開と共に閉鎖し、やはりアートはまだ必要とされていないのかと不安に思いながらも、ご縁をいただけたので現地入りを決めて、刻々と変わるフェーズに対応できるように、
誰でも異年齢でも出来るアートをどんな場所でもどういうスタイルでも出来るアートを鞄いっぱいにつめていってきました。

そして、アートセラピーの担当時間以外は、何でもやってきました。

避難所の方のニーズがあるからと言うことで、ボランティアコーディネーターさんの案内のもと、ハンドマッサージもさせていただきました。傾聴の技術がありましたので、会話をしながらハンドマッサージもして大変喜んでいただけました。
その他2日間にわけての海岸清掃(ヘドロの付いた大量の藻を運びました)、コーディネートしてくださったボランティア団体さんたちの拠点となっている場所の棚作りと溢れているモノの整理、支援物資の引き取り運搬。
それらをさせていただく中で、ボランティア団体の方々の考えを知り、経験を見聞きさせていただき、支援と言うことの考え方あり方、本当に幾つも勉強になることがありました。被災地の現状、ニーズも行ってみないとわからないことがたくさん見えてきました。

今回の第一陣は今後コーディネーターさんを介さず直接やりとりをするための基盤作りをしてきたわけですが、コーディネーターさんのおかげで2カ所のご縁をいただきました。

七尾で最後まで残ると言われている避難所さんへ今後もアートセラピーをして欲しいと言っていただいています。避難所での手仕事はとても求められているとのことで、大人の方も視野に入れたアートセラピーになります。

それから、能登島で絵画教室をされている方とご縁をいただき、春休みに子どもたちに思い切り楽しめるアートセラピーをして欲しいとお願いされました。

他には、これはこれからの話になりますが、仮設住宅がどうしても学校の校庭に建てることになっている場所があり、子どもたちの遊びについて困っているところが有るという事でした。これはこれからの出逢いになりますが、子ども未来は子どもたちの健康な育ちのためならば何でもやると決めています。

 

アートセラピーの活動

今回のアートセラピーは2時間。
オープンスペースにアートの画材を設置し誰でも立ち寄れるスタイルにしました。

学校から避難所に併設された学童に帰ってきた子どもたち、そこに避難している高齢者の方、施設に遊びに来ていた子どもたちが対象になりました。
アートは段ボールに色をつけた色とりどりの土台を用意、そこに好きなものを貼り付けていくと言うアートにしました。

いつも使うブルーシートは、地震を思い出させるので持って行きませんでした。心がワクワクするような色とりどり画材、ふわふわしたさわり心地、キラキラしたものを、意識しました。「自分が好きなモノを好きなだけ、やってみたいようにやりたいだけ」そのアートのイメージが不安の隙間を埋めてくれますようにと願いを込めて、実施させていただきました。

子どもたちも高齢者の方たちも、一度立ち寄ると長い時間集中してアートしていました。途中椅子が足りなくなり、椅子を机を追加して追加して対応しました。
最初は「うまく出来ないわよ」といっていた人が、最後満面の笑顔で帰られ、お友達に伝え口コミで人が集まりました。子どもたちは集中して長い時間居たので、学童から様子を見に来るボランティアさんも居たほどでした。

アートセラピーは必要とされていました。
自由なアート、心のままにつくる事、それが言葉の代わりになること、そこにセラピストが介在して、共に居ること。知られていないのだけなのだと思いました。

是非子ども未来のこの活動に賛同してくださる方、能登への派遣には資金が必要です。
是非募金をよろしくお願い致します。

 


こちらの活動は4月9日にベネッセこども基金様と日本財団様からの助成金の活動対象事業となりました。

応援してくださっている皆様からいただきました募金で出発させて頂き、その後助成金が振り込まれ、現在はそちらで対応させていただいております。
皆様からいただきました募金は今後助成金額ではまかないきれない、部分もありますので、そちらへ再び活用させて頂きます。

これからも引き続き見守って頂けたらと思います。
初動をいち早く安心して行動できましたのも、皆様から募金があってこそです。ありがとうございます。

【教室の活動】心のアトリエ・パレット(埼玉県・越谷市)

こんにちは。
埼玉県越谷市で活動している『心のアトリエ・パレット』です。

心のアトリエ・パレット』は、未就学児~小学校2年生までを対象にしたアートワークセラピーの親子クラスで今年で24年目を迎えます。

今は越谷駅近くの老舗の金物屋さん(釘清商店さん)の2階で月2回の親子クラス、月1回の親クラスを開催しています。

大事にしていることは、子ども達の自由な表現を通して、ひとりひとりの中にある可能性に出会っていくこと。
そして、「大好き」をたくさん伝えていく場
でもあります。

 

鬼の口をめがけて

はじまりは、ウォーミングアップから。
体調を崩している子ども達が園や学校でも増えているそうなので、適度に体を動かして発散ができて、尚且つ夢中になれるものを…と考えた時、こんな鬼さんをセラピストのしづが持ってきてくれました。

鬼さんの口をめがけて新聞紙を投げるだけなのですが、闇雲に投げるよりも的があることで、子ども達はより集中し、夢中に!
ガンガン新聞紙の玉を投げるその脇で、新聞紙に絵を描く子たちもいて、みんなが思い思いの在り方で存在しています。

 

居心地のいい場所

絵本や世界中の不思議なおうちの写真を見た後、いよいよ自分たちも居場所づくりをはじめます。
自分がここにいたいなーと思う場所をたくさんの段ボールで!

この日、学校の授業の関係で少し遅れてやってきた姉弟がいました。
彼らは部屋の外からみんなの様子を見るやいなや、飛び跳ねんばかりの勢いで、いや、実際に飛び跳ねながら部屋の中に飛び込んできて、目をキラキラさせて言います。

「段ボール?!今日おうちつくるの?!」「やったーーーー」

もう何年も通っている彼らは、以前にも段ボールでおうちをつくったことがあります。その時の体験が心のどこかに残っているのでしょう。すぐに取り掛かりはじめました。

印象的なのは、台所をつくる子ども達が多いこと。

もしかしたら、子ども達にとって台所は、安心したり、もしくはわくわくしたり、そんなおうちの中でも大切な場所なのかもしれません。

他にも、
窓をつけたり、扉をつけたり、
部屋の中からのぞける望遠鏡をつけたり、etc.

おうちの中が気に入って、なかなか外に出たがらない子も多いですが、そんな子達でさえ、外とつながる「何か」をつくりたがります。

何度も窓を開いてコンニチハ!をしたり、出て来ては玄関から入って、また出てきて玄関から入る….を繰り返す子ども達。

自分の「居場所」があってこそ、私たちは少しずつ外に興味をもち、そして一歩ずつ外に出ていく勇気を育てていけるのかもしれません。

そして、その「居場所」は完成することなく、ずっとずっとつくり続けられる。。それは、まるで人生のようだなと思いました。
そして、本当につくり続けてなかなか終わらない子ども達。。。笑この日は延長に延長を重ねて終えました。
が。
厳密には終わっていなかったようで!

家に帰ってからも持ち帰った段ボールを使って、居場所づくりが続けられた様子がお母さん達から伝えられました。笑

【自分が気に入るモノ・場所・ことを自分がつくりだす】

アートだからこそと思われがちなこのプロセスは、実は人生そのもの。

アトリエでは、アートという楽しいツールをつかって、そんな練習をしているとも言えます。

どんな場所?
そこにいるとどんな気持ち?ここで何をしたい?

たとえばそんな風に彼らに問いかけながら、私たちは毎回、彼らのイメージの世界を一緒に旅できる、とても貴重な時間を過ごさせてもらっています。

 

おまけ

会場をお借りしている釘清商店さんは、子ども達のためにとすごくアトリエの活動を応援してくれています。
まるで一緒に場づくりをしているような気持にもなり、とても心強い存在です。

この日も、越谷在住者が少ないセラピスト達なのもあって、軽い気持ちで「お店(金物屋さんをやっているので)で段ボールとか出ますか?」とうかがってみたら、、、

当日、こんなにたくさんの段ボールを用意してくださっていました!!しかも、わざわざ薬局等で拾ってくれたものもあって。

本当に感謝です。
こうやって地域の方とつながりながらアトリエができていることも、とても心強いです。

 

「心のアトリエ・パレット」は、新年度(4月~)若干名お申込みお受け可能です。ご希望の方は、お気軽にお問い合わせください。

教室の詳細を確認

 

能登支援に伴う画材寄付のご協力ありがとうございました。

 

多くのご協力ありがとうございました。

この度は、能登支援に伴い多くの画材寄付にご協力いただきありがとうございました。
予定をしていた必要数のご寄付をいただきましたので、募集を終了させていただきます。

子ども未来研究所として、引き続き継続的に能登支援を行っていく予定です。
活動支援に伴う募金については引き続き募集いたします。ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 
募金の詳細はこちら


※東日本大震災時、支援の様子



 

皆さまからいただいた募金、画材の寄付ありがとうございます。大切に使わせていただきます。

昨日、新宿を出発し七尾市に入りました。

皆さまからいただいた募金、画材の寄付ありがとうございます。大切に使わせていただきます。
後ほど、現地の活動の様子はお伝えさせていただきます。

今後とも応援よろしくお願いします。

【教室の活動 24年1月】グレイトマウンテンズ(東京都・門前仲町駅近辺)

こんにちは。
江東区門前仲町で活動している小学生のアートワークセラピー教室「グレイトマウンテンズ」セラピスト・もんです。

深川お不動さん、富岡八幡さんなどの名高い寺社のある門前仲町は1年中にぎわいのある街です。
セッション中も、どーん、どーん、どーーーん、と太鼓の音が聞こえてきて、ウキウキしてしまう。

さて、グレイトマウンテンズは、自分の物語をたくさん持っている子たちが集まってきているように私には見えています。
別の言い方をすると何かを見たり聞いたりした時に、感じたり、自分なりに考えたりすることが多めなのかな、という人たち。

気持ちを整えるにも、自分を知るにも、話す、書く、作るなどの、アウトプットが彼らには本当に大事なのだと思います。

自分自身が子どもだった時を振り返っても、自然とそんな遊び方を好んでいたので、人って、自分にとって必要なことを本能的にわかってやっているのだなと思います。
アートワークセラピー向けの人たち??!

そのせいでしょうか、グレイトマウンテンズでは、心の物語を自然と語れるようなテーマが好まれるようです。
1~6年生までの今年のクラスなので低学年にもわかりやすく、高学年にも取り組みがいのあるテーマを見つけるのがセラピストのやりがいであり、苦労??!…いえ、腕の見せどころ!?です。

 

2024年1月の活動

1月は「ドリームキャッチ―」をテーマにしました。

伝統的なモチーフは、長い世代を経ても人々が伝えたいと思うだけのことはあって、現代の私たちにも響くもの、願いや思いがつまっているなあと感じます。

「悪い夢はクモがとかしてくれる」
「いい夢は積極的に羽でつかまえる」
ドリームキャッチャーの形や使っている材料にも意味があることを聞きました。

ドローンのように飛び回っていい夢をつかまえてくるドリームキャッチャー

 

作り始めると、
「そういえば…」
と自分が見たこわい夢を一人が話始め、他の人もそれに続きます。

セラピストや仲間たちの「そうなの?」「映画みたい!」という反応にふわっと昇華していく感じでしょうか。
こわい夢という話題ながら、活気もありつつ、穏やかな空気が流れていました。

「いい夢もみたことあるよ」
とだんだんおもしろい、楽しい夢の話もでてきました。

空気が浄化されるドリームキャッチャー

 

いい夢と悪い夢のどっちに重きをおくのか、悪い夢をどう扱うのか、そんなところに、一人一人の個性がよく表れている作品の数々が仕上がりました。

クモは悪い夢を食べて、いい夢として排出する役割。
千年がんばってきたので、ちょっとお疲れのクモさん。

 

おまけ

アートの前にはウォーミングアップ。

大きな布を迷路みたいに会場に置いたら迷路遊びを堪能した後、布を使って「巨大あみだくじ」を作ろう!となりました。

置く場所や曲げ方を自由に変えることができるので存分に楽しめました。

このあと、この布が長縄跳びの縄へとさらに変化。

一つの素材で3度おいしい。
子どもたちが楽しみを増やしていく力にはいつも感動します。(セラピストはしばらく筋肉痛でした)

グレイトマウンテンズの
詳細はこちらから